本日も『トラバス』のブログへお越し頂きましてありがとうございます。 社会保険労務士の志田です。
トラバスが提供している「いい会社カード」は、いい会社が実践している7つの要素で構成されています。
- ぶれない経営の軸
- 独自の事業展開
- 社員の成長重視
- 当たり前のことの継続
- 働きやすい職場環境の整備
- いい管理職
- 顧客志向
その中でも今回は、「社員の成長重視」について触れてみたいと思います。
社員の成長重視
社員の成長というと、会社の教育研修体制や適正な評価や人事制度を思い浮かべるか方も多いと思います。
もちろんこのような制度も必要ではあるのですが、社員が会社で成長していくためには、その会社で働き続けてもらうことがひとつの条件であります。
したがって「いい会社」と言われる企業では、社員が成長するための制度を整えつつも、働き続けてもらえる風土づくりにも力を入れています。
では、「いい会社」が実践している風土づくりとはどのようなことを行っているのでしょうか?
風土づくり支援
それは一言で言えば、「社員同士がお互いを認め合える風土づくりを支援する」ことです。
お互い認め合うことで、人は「喜びと幸福感」「安心感」「自己肯定感」「自信」を得ることができ、このような精神状態のときに社員は最も仕事に集中でき、人それぞれの能力や持ち味を最大限に発揮することができます。
また価値観や育った環境が違う人同士がお互いの違いや良さを認め合うと、一緒に協力して目的を達成したいと自然に思えるようになります。
さらに認め合う風土ができると、人事労務トラブルも激減し、いい社員が定着することから会社の業績にもつながっていきます。
認め合う風土づくりの実践例としては、
- 出る杭を打つのではなく、社員の意見や行動を尊重するようにしてみる
- 表彰制度の導入し、模範となる行動を称えあう場を設けてみる
- 管理職に対し、認めることの重要性に関する教育を徹底し各職場で実践してみる
- 社員のお互いの持ち味を共有し、認め合う場を設けてみる
などが挙げられます。
オススメは持ち味共有研修
個人的には4番目の「持ち味の共有」が、組織風土づくりには有効ではないかと思います。
持ち味を共有するには、自分の持ち味を知ること、そして一緒に働く社員の持ち味を知ることから始まります。
まずはゲーム感覚で、持ち味共有研修を行ってみるのもオススメです。
私も顧問先で、この「持ち味を共有する」研修を行っていますが、非常に好評ですし、社員の定着化につながっています。
特にトラック事業者やバス事業者のドライバーの場合、社内でコミュニケーションが取れる時間も限られていると思います。
だからこそ、組織風土づくりのための時間を確保していく必要があります。風土づくりにご興味のあるトラック事業者様、バス事業者様は是非一度ご相談ください。
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トラバス理事。都内大手社会保険労務士法人で企業の労務相談、就業規則・各種規定の作成、指導、実務書の監修、労働保険・社会保険手続き、給与計算業務に携わる。その後、独立開業。
現在は、特に中小企業のための「リスクヘッジ型就業規則」コンサルティングと「社内のルール作り」「長時間労働対策」に力を入れている。また「企業はヒト」、「人材の定着には組織風土の活性化は欠かせない」という考えからユニークな企業内研修も実施。併せて民間企業、役所、商工会議所、法人会において労務管理セミナーの講師も務めている。