危機管理コンサルタント、社会保険労務士、行政書士の内藤です。
表札の落書きは泥棒が書いているという都市伝説を聞いたことはあるでしょうか。
どこかで聞いたことがあるという方も多いと思われますが、表札の下などに小さく書かれた暗号のようなもので、部屋番号など書かれたアルミの部分に、「9〜15◯」とか、「1F」とか鉛筆で書かれているような落書きのことです。
気になった方は自宅の表札周りを確認してみましょう。
ある警備会社のホームページには「これは泥棒が書いたものです。危険なので消しましょう」などと書かれていましたね。
驚きです。何が驚きか。
実はコレ、泥棒ではないんです。
泥棒は現場の建物に印なんてつけません。
そんな特徴的な手口を残していたら、刑事が被害臨場したときに、
ベテラン盗犯デカ「こりゃ◯山◯兵衛の仕業だなっ。あいつ、浮いてんのか?」
若手デカ「そ、そんなの分かるんですかっ?」
中堅デカ「たしか、去年の暮れに名刑を出てるはずですね。ここ、あいつの仕業っすか。」
若手デカ「メイケイって何ですか?」
ベテランデカ、中堅デカ「・・・。」
ってなってしまいますからね。
泥棒も手口のことはよく心得てます。
それに、泥棒は捕まると、警察を自分の犯行場所に案内したりします。もちろん一件や二件ではありません。数十か、場合によっては数百ということもあります。
泥棒が、
「あのマンションの3階の真ん中らへんのことは間違いないんだけど、3番目の部屋か4番目か分かんないんですよ。どっちだったけかなぁ。」
と話すことがよくあります。
意外と律儀な人が多いので、本気で悩んでしまうことも多いのです。
では誰の仕業なんでしょうか。
答えは、一部の新◯◯◯員の仕業です。
自分のシマうちの情報を残しておくんですよね。次に来た時のために。
これは元新◯◯◯員の泥棒から聞いた話ですので一定の信憑性があるのではないでしょうか。
関連記事
警視庁巡査を拝命してから警視庁警部補を依願退職在職までの約17年間の内、約10年を本部刑事(捜査第三課)、約5年を所轄署刑事として従事。
この間、空き巣や金庫破りなどの建物に侵入して敢行するいわゆるプロの泥棒を数十人検挙。
警部補で警視庁本部に所属した際は、自ら捜査本部を陣頭指揮し、窃盗犯の割り出しから行動確認、証拠収集、令状請求、逮捕、取調べにあたり、侵入窃盗犯罪に精通するに至る。
現在は、社労士業務、行政書士業務のほか、併設法人合同会社Place C Nineの代表として防犯コンサルティングを実施。
危機管理を含んだ総合的支援をモットーとしており、即時、ベストな提案と対応ができる頼れる専門家として活動している。