まずは、新型コロナウイルス感染拡大とともに、不要不急の外出を控えて通販を利用することが増えている昨今、物流を支えて下さっているドライバー職の方々への感謝と敬意の気持ちをお伝えしたいです。
本当に、ありがとうございます。ドライバーの方々のお陰で私たちは、不自由なく生活できています。どうか、コロナウイルスに感染せず健康第一で頑張って頂きたいと心からお祈りしています。
Gマークの評価項目
さて2020年度のGマーク申請案内が公表されました。
http://www.jta.or.jp/gmark/gmark_shinsei2020/gmark_shinsei2020.html
昨年度との差異は、健康起因事故対策で、脳検査、携帯型心電計の測定、SAS検査の受診で2点加点する評価項目が増えたことです。
安全運転と健康が中々結びつかなかった今までは、むず痒い思いをしておりましたが、事故と病気は起こってからでは「遅すぎる」事故がない今「予防が大事である」ことへの取り組みを評価してくれることに大変嬉しく思います。
健康起因事故のツートップは脳と心臓です。私は多くのドライバー職の方々と面談してきましたが、「自分は健康優良児」「インフルエンザに罹患したことさえない」「脳や心臓全く痛くない」と不健康と自分は無関係と思っている方が大半でした。さらに、BMI22は一番健康寿命が長く健康的な体型であるのですが、BMI22のドライバー職の方は1000人中10人ほどです。驚くほど肥満が多くご自身の肥満に気付きづらい職種です。
健康診断で指摘事項があったとしても放置してしまうのは、無自覚だからです。生活習慣病(肥満、高血糖、高血圧、脂質異常症、等)は痛くも痒くもありません。
虫歯や骨折は痛いので治療すると思います。しかし上記生活習慣病は、無症状です。しかし痛くなってから治療開始では、遅すぎるのです。
特に、事故を起こしたら一大事になるドライバー職の方々、事業主の方々へはこの重要性をご理解頂きたいです。
新型コロナウイルス感染によってお亡くなりになった方々は、生活習慣病を患っていた方が多いようです。たくさんの感動や笑いを提供して下さった方々がお亡くなりになり非常に悲しい気持ちになりました。
何度も申し上げます。生活習慣病は痛くも痒くもありません。しかし血管を蝕んでいく非常に恐ろしい病気です。
体は食べ物で作られています。今日食べたものが10年後の体を作っています。多忙なドライバーの方が個々に無理なく取り入れることの出来るアドバイスや相談も承っております。
また、脳ドックやSAS等、クーポンなどで安くご紹介出来ます。
脳ドックで一般的に5万円以上かかる検査が、2万円以下で受けられます。
下記クーポンを入力すれば更に1,000円引きです。
価格 19,250円(税込)
※お申し込みの際、クーポンコード「HMA1000」をご入力ください。割引価格18,150円(税込)でご利用いただけます。)
コロナウイルス予防
コロナウイルス予防にこれが効く!と管理栄養士の自分が言ってしますと買い占めなどの問題もあるので発信することは出来ませんが、三度の食事で皆様がお馴染みの信号の色
- 緑 (野菜や海藻)
- 赤 (豆腐、納豆、肉、魚などのたんぱく質)
- 黄(米、パン、麺などの炭水化物)を必ず揃えて下さい。
普段足りていない色を意識して摂取してください。
難しい栄養学の知識がなくても大体の栄養バランスが整います。
コンビニで購入される方はパンだけ、ラーメンだけの炭水化物に偏りがちな食生活をヨーグルトとコンビニで購入できる「1日の1/2の野菜が摂れる」シリーズのタンメンや中華丼などをセレクトしてみてはいかがでしょうか。
野菜ジュースは一番摂っていただきたい食物繊維を除去してしまうため、本来の野菜と比べて栄養価は劣ってしまいますが、摂らないよりかは良いと思います。
飲み物が砂糖添のジュースの方には是非、ウイルスを吸着するカテキンつまり緑茶をお勧めします。
カテキンが吸着したウイルスは摂取した後どうなるかと心配されるかもしれませんが胃酸はとても強いのでウイルスを死滅してくれます。出来たら日常のうがいも緑茶でして頂けると効果的です。
まとめ
最後にまとめさせて頂きます。
健康起因事故の2/3は脳、心臓疾患であり、肥満・高血糖・高血圧・脂質異常症が原因であること。それらは、無自覚であること。
さらに新型コロナウイルスはそれらの疾患があると重症化すること。
ドライバー職の方々の健康が日本を支えて下さっています。
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管理栄養士。運行管理者(旅客)。睡眠コンサルタント。2児の母。
大学卒業後すぐに管理栄養士の資格を取得。食品メーカーの営業・お客様相談室を経て、漫画家と結婚。子育てとアシスタントに専念し一時期管理栄養士業を離れる。
その後、葛飾区保健センター勤務を経て、一般社団法人健康マネジメント協会に入社。
協会主催・国交省安全政策課長の講演会事務局の経験を経て、「中小貸切バス事業者向け運輸安全マネジメントセミナー」にて国交省大臣官房調査官と共に講演。事業用自動車のドライバーとの面談回数は1000回を越え、日本で最もプロドライバーの健康改善結果を出している管理栄養士と自負。
2017年1月~2017年12月まで計18回、輸送経済新聞社コラム連載執筆。2017年4月みんなのライフハック@DIME「健康にも財布にもやさしいコンビニ断ちのメリット」取材協力。
運輸事業者向けの「健康管理の重要性」講師として全国各地をまわり、多忙なドライバーが行動変容に繋がる分かりやすい提案を心掛ける。