車両は「購入」or「リース」、どちらが有利?

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本日も『トラバス』のブログへお越し頂きましてありがとうございます。

税理士の森田です。

さて、自動車運送事業者にとって必需品である車両。車両の調達方法は、購入とリース契約による調達が有りますが、どちらが有利なのでしょうか?

リース契約のメリット・デメリットから考えてみましょう。

リース契約とは?

リース契約とはリース会社が所有する車両等の資産をリース料を支払って使用することを言います。

そのため、車両の所有権はリース会社にあるので自動車税・車検等の費用はリース会社が負担することになります。

リース契約した場合のメリット

購入と違い少ない資金でリース契約により車両を借りることが出来ます。

購入の場合は車両の価額を、自己資金や銀行からの借り入れに等により多額の資金を用意する必要がありますが、リース契約の場合にはリース料を用意すれば良いのです。

リースは修理・整備代や税金、保険料など車両を購入した場合に発生する諸々の面倒も全て込みでの契約なので借りる側は車検や税金などの支出を気にせずただ毎月一定額を業者に支払い続けるだけでトラックを利用することができます。

もちろん、故障等の保証料もリース料の総額に計上されているので、万が一の際にも特別な支出が発生しません。

リース料を毎月の費用とすることが出来ます。

リース契約した場合のデメリット

リースは支出が定額に簡易化されて煩雑な事務作業がなくなる反面一回の支払額は高めに設定されているという大きなデメリットがあるので、長期的に利用すればするほど購入の方が支払い総額はお得になってきます。

例えば、短期のリース契約ならともかく再契約を繰り返して10年近く借りてしまった場合などは、トラック1台を余裕で買えるくらいの資金をつぎ込んだにも関わらず自分の手元には何も残らない事も有ります。

また、リース契約は基本的に中途で解約することができません。

クーリングオフ制度は残念ながら事業者間の取引では適応除外となっているので、会社経営者の方はボッタクリ対策のためにしっかりと複数業者から見積もりをもらい月額、総額、期間など契約内容をしっかりと確認する事が必要です。

基本的にはリース会社が所有する車両しかリース契約を結ぶことが出来ないので、選べる車両に制限が有ります。

購入とリース契約はどちらが有利か

リース契約の内容にもよりますが、基本的には支出額総額で比較した場合は購入したほうが有利です。

ただ、新たに運送会社を始める際に多額の自己資金や借入金が用意できない場合にはリース契約で始めるのも良いと思います。

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