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トラバスです。
12月もあと少しになり、2016年も終わろうとしています。年末の書き入れ時で忙しく奔走しているかと思いますが、ここを乗り切ればお正月休みが待っています。
盗難にご注意
そのお正月休みですが、運送事業者さんには気をつけていただきたいことがあります。
それは、年末年始のお休み中のトラックや荷物、バッテリーの盗難です。
24時間365日稼働している運送事業者さんは盗難被害の心配は少ないかもしれませんが、しっかりお正月休みがある運送事業者さんは盗難対策を考えていただきたいと思います。
トラック盗難被害の実例として、今年の11月に茨城県や栃木県、埼玉県などで260台ものトラックを盗んだとみられる大規模窃盗団が摘発された案件がありました。
犯人らによるトラックの窃盗被害は2011年以降、茨城県や栃木県、埼玉県で合わせて260台で総額6億円近くに上っています。
盗難されたトラックの行方
盗まれたトラックの多くはヤード(高い壁で遮られている解体工場等)で部品ごとに解体されて、海外に転売されてしまうことが多く、盗まれたら最後、トラックが原型で戻ってくることは少ないです。
1台でも盗難にあってしまうと運送事業者さんにとっての損害は大きいです。
また、最近では「バッテリー」の盗難被害が多く報告されていますので、営業所だけでなく車庫にも盗難防止対策が絶対に必要です。
そして、営業所と車庫が離れている場合で、車庫付近に人気が少ない場所は特に要注意です。
窃盗犯は、必ず下見を行っていて「盗める」と思ったところでないとやりません。まず、「盗める」と思わせない盗難防止対策が重要です。
盗難防止対策
車両盗難防止対策は、下記のような、いろいろな対策があります。
- 防犯カメラや防犯看板
- センサーやサイレン
- 入口の施錠
- ハンドルロックやタイヤロック
- イモビライザー
どれも有効と思われる対策方法ですが、最近では、イモビライザーは「イモビカッター」という機器で、無効化にされてしまって窃盗犯に狙われる傾向がありますので、ご注意ください。なので、一つだけの対策ではなく、複数を組み合わせて対策を行うことが最も有効と思われます。
見回りも有効
しかし、今からでは設置が年末年始の休みには間に合わないという事業者さんもいらっしゃるかと思います。間に合わない事業者さんは、ご自分たちで見回りをするのも有効ではないでしょうか。
お客様の荷物を積置きしている場合に、盗難にあってしまったら信用・信頼がゼロになってしまいますので、皆さんで協力して見回りを行ってみるのも盗難防止に有効ではないでしょうか。
また、バッテリーの盗難防止については、バッテリーのアジャスターのボルトを特殊なものに変えることで盗難防止ができます。ボルトを変えるだけなので比較的安価で盗難防止ができます。
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このような盗難防止対策につきまして、トラバスでは元警視庁警部補の窃盗犯専門であった元刑事の危機管理コンサルタントの方もおりますので、営業所や車庫等の防犯対策に関してのお悩み、お困りごとがございましたら、一度ご相談をください。
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