原価計算の必要性

電卓

本日も『トラバス』のブログにお越し頂きましてありがとうございます。

税理士の森田です。

今回は原価計算の必要性についてお伝えしたいと思います。

トラック運送事業様・貸切バス事業者様の置かれた状況は、価格競争の激化など厳しい状況が続いています。

原価計算の必要性

お客様との価格交渉において請求する運賃について、原価計算を行いそれを根拠にすることで、価格交渉が「根拠を提示しないお願い」から「根拠を提示する説得」になり、交渉を有利に進めることが出来ます。

原価計算とは

では、原価計算とは一体何を指すのでしょうか。

原価計算とは、売上を上げるためにどのような費用がどれだけかかっているのかを計算し分析することを言います。

原価計算をすることにより、どれだけ売上を上げたら利益が出るかを把握し、売上に対する割合としてかかりすぎている費用が有れば削減する等の判断を行うことが出来るようになります。

また、原価計算は車両ごと、運行ごとなどいろいろな条件を設定することにより、その設定ごとに計算することが出来ます。

原価計算によるコスト削減

原価計算を車両・運行ごとに行うことによって、それぞれの車両・運行ごとに採算が取れているか又は採算が取れていないとしたら何が原因なのかがわかります。

そうすることにより、例えば原価計算をもとに、各従業員にその内容を知らせてコスト意識を持ってもらうように注意を促す等の対策をとることにより、コスト削減を効率的に行うことが出来るようになるといった効果があります。

また、車両ごとの原価計算を行うことによって、車両ごとの採算を把握することが可能になります。

その結果、採算の取れない車両の原因がドライバーの運行状況なのか、そうではなく車両そのものの老朽化なのかが分かり、より燃費の良い新型車を購入するなどの適切な経営判断を行うことが出来るようになります。

当法人では原価計算をするだけではなく、価格交渉のシミュレーション等のコンサルタント、原価計算に基づく問題の発見・改善の支援を行っておりますので是非ご相談下さい。

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