健康管理の重要性4:塩分をとり過ぎてしまった原因は?

一般社団法人健康マネジメント協会、管理栄養士の佐藤恵美子です。

塩分をとり過ぎていませんか?

皆様はこんなことに心当たりはありませんか?

  1. 食事には味噌汁が欠かせない
  2. ラーメンとか麺類が大好き
  3. 漬物とご飯があれば充分
  4. つい醤油やソースを料理にかけてしまう
  5. 味のついたご飯をよく食べる
  6. レトルト食品、冷凍食品をよく食べる

塩分をとり過ぎると、循環血液量が増えて血圧が上昇し、高血圧や脳梗塞、心臓病などの生活習慣病に繋がります。

例)

  • 血管に直接作用して血管をもろくする
  • 塩分を尿から排泄する機能をもつ腎臓に負担をかける
  • 体内の血管内の水分量が増し血圧を上げ、心臓に負担をかける

食塩摂取の目標量は男性9g未満、女性7.5g未満(成人1日あたり)です。

日本人の食塩摂取量の平均値は男性10.8g、女性9.1gで目標量を超えています。

塩分を減らすためのポイント

  1. 汁物は1日1杯までにしましょう。味噌汁は野菜や豆腐などの具を多くして汁を少なくし、だしをしっかりとって薄味にするなど減塩の工夫をしましょう。
  2. 麺類のスープは残しましょう。また麺類は炭水化物と塩分と油が多く栄養バランスも良くないので今より食べる回数を減らすようにしましょう。
  3. 漬物はなるべく控えましょう。漬物は野菜をとるという意識で食べないようにしましょう。
  4. 食卓に醤油やソースを置くのをやめましょう。まず一口食べてみて足りない分を調味料で足すようにしましょう。例えば餃子は醤油をかけるものという先入観で味も確かめず醤油をかける方がほとんどだと思います。市販のものなどはしっかり味がついているのでお酢だけでも充分おいしいです。またお刺身やコロッケなどに醤油やソースを直接かけるのではなく小皿に入れてつけて食べるだけでも調味料のとり過ぎを防ぐことが出来ます。醤油をポン酢にすることや、レモン、唐辛子、こしょう、ごま、にんにく、ネギなどの薬味でスパイスを加えると塩分が少なくても美味しく召し上がることが出来ます。
  5. 味のついたご飯は控えましょう。カレー、チャーハン、丼もの、寿司など味の付いたご飯は塩分が多く含まれているので今より食べる回数を減らしましょう。また漬物や汁物と一緒にとらないようにしましょう。
  6. 加工食品の塩分に注意しましょう。レトルト食品、インスタント食品、冷凍食品には目に見えない塩分(ナトリウム)が含まれているので注意が必要です。

Q.加工食品の塩分はどうすれば分かるの?

A.栄養成分表示がナトリウム量である場合は次の式で食塩相当量を求めることが出来ます。

食塩相当量(g)=ナトリウム(mg)×2.54÷1000

※食塩1g中には、およそ394mgのナトリウムが含まれています。

カリウムも摂りましょう

減塩だけでなく、ナトリウムの排出をうながすカリウム(野菜や果物)をしっかりとりましょう。体内の余計な食塩を尿として出してくれるので減塩効果を高めます。

ただし、腎臓に疾患のある方は主治医の指示に従って下さい。

「ホワイト経営認証」の認証項目「C.心身の健康」の中に

従業員の心身の不調を未然に防ぐ取り組みをしている

があります。

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