ホワイト経営認証について、税理士の観点から考えてみたいと思います。
まず目指すのは1つ星
ホワイト経営認証は、認証を受けるために必須項目と加点項目が有り、必須項目は1つ星や3つ星等の星の数ごとに認証を受けるためには必ずクリアしなければなりませんが、加点項目はその項目をクリアしていると設定された点数が加算され、必須項目をすべてクリアし加算項目の合計点数が1つ星等の基準点数以上になれば、その星の認証が受けられます。
ただし、最初は1つ星からしか認証されないようなので、まずは1つ星を目指しましょう。
加点項目には、労働環境の整備に関するものが有り、それらは条件を満たせば福利厚生費とされ費用計上が出来るため、費用計上をしつつホワイト認証でも点数を加算することが出来ます。
既に行っている項目に関しては、さらに費用計上の上乗せは有りませんがホワイト経営認証上の点数が加算されます。
採用にもプラス
ホワイト経営認証は、まだ認知度は低いですが労働環境の良さを表す基準であることが認知されれば、ドライバーの採用にも大きくアピールすることが出来るようになります。
若い人の間では、給与の高さよりも労働環境の良さを勤めるうえでの優先事項にしている人も少なくないようです。
SNS等のネット環境が普及した今では、労働環境の悪さはすぐに知れ渡ってしまい、ドライバーの確保が難しい現況がさらに難しいものになってしまいます。
ただし、これはチャンスでもあります。
確かに悪評の方が広がりやすいのですが、あの会社の労働環境が良いという評判も昔と比べたら広がりやすいと思います。
さらに、ホワイト経営認証という国土交通省のお墨付きが得られれば、良い評判の信憑性も増しドライバーの採用にも大いに役立つと思われます。
運輸安全総研トラバスには、ホワイト経営認証において重要事項である労務管理に詳しい社会保険労務士が在籍しております。
その他、弁護士や行政書士などが在籍し、ホワイト経営認証の取得を目指している法人のサポートを行っております。
ホワイト経営認証の取得をお考えの経営者様は是非ご連絡下さい。
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トラバス監事。東京都内の税理士事務所勤務を経て、独自の方法で中小企業の支援がしたいと思い独立開業。
運送会社の置かれた状況は値下げ競争など依然として大変厳しい状況にあるため、会社の財務状態を正しく管理し改善をすることにより会社を守ることが出来ると考えております。
また、毎年のように税制改正が行われ、かつ、複雑になっていますが、専門用語はできるだけ使わずに分かりやすく説明することをモットーとしております。