全国交通安全運動~平成30年春~

行政書士の阪本です。

今年の春分の日は、関東や甲信の山沿いを中心に雪が積もり、東京都心でも昼ごろに雨が雪に変わりました。

『トラバス』の事務局がある神奈川県川崎市内でも昼前から雪が降り始めました。

とはいえ、雪を降らした低気圧が通過した後は気温が上昇する予報ですので、いよいよ寒い冬が終わり春がやってきます。

そこで今年の春の交通安全運動について確認をしていきたいと思います。

期間

平成30年4月6日(金)から15日(日)までの10日間

交通事故死ゼロを目指す日

4月10日(火)

交通安全運動の重点ポイント

  1. 子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止
  2. 自転車の安全利用の推進
  3. 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
  4. 飲酒運転の根絶

上記4つの重点ポイントの主な推進内容については、内閣府のホームページに詳細が記載されているので、そちらをご確認ください。

平成30年春の全国交通安全運動推進要綱(内閣府のHPが開きます)

内閣府のホームページでは、交通安全運動のポスターのデータもダウンロードできますので、印刷して点呼場や休憩室など運転者さんの目に入る場所に掲示することで、啓蒙啓発活動を行いましょう。

飲酒運転の根絶のために

また、事業用自動車の酒気帯び運転・飲酒運転からの重大事故が依然として発生しています。直近では、3月12日に、千葉県内にて、大型トラックの酒気帯び衝突事故が発生してしまいました。

3月12日(月)午前7時26分頃、千葉県の県道交差点において、栃木県に営業所を置く大型トラックが運行中、対向車線から右折矢印信号に従い進行してきた回送運行中の乗合バスと衝突し、更に信号待ちで停止していた軽自動車に衝突後、電柱に衝突し停止した。

この事故により、当該大型トラックの運転者が軽傷を負った。事故後、当該大型トラックの運転者の呼気からアルコールが検出されたため道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕された模様(国交省自動車局 事業用自動車安全通信第444号より)。

飲酒運転の根絶のためには、まずは運転手さんに対して、飲酒運転の実態や悪質性・危険性について安全教育を実施する必要があります。

安全教育の際には、トラック協会やバス協会などが作成している「飲酒運転防止対策マニュアル」を活用するなどするのが良いでしょう。

また、運行管理者さんは、日々の点呼においてアルコールチェッカーを使用した厳正な点呼の執行を行いましょう。

対面点呼ができないときは、運転者さんに携行用のアルコールチェッカーを貸与し、対面時と同様の点呼の執行を行わなければなりません。

そして、アルコールチェッカーを使用した厳正な点呼を執行するためには、アルコールチェッカーが正常に動いていなければなりません。

運行管理者さんは、点呼執行時に使用しているアルコールチェックの作動状況を定期的に確認するのも重要です。

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